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甲府の野菜畑

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2010年 01月 18日

作付け計画と連作障害

この時期の大事な作業は堆肥作りと年間の作付け計画を練ることです。
堆肥の完成時期と作付けとは密接な関係になっています。

作付け計画はあれが食べたい、これが食べたいということも重要ですが、「連作障害」について頭に入れておかなければなりません。
同じ場所に同じ種類、同じ科の野菜を続けて作ると、野菜によっては、著しい不作となることがあります。これを連作障害といいます。

母は、すいかをどこに作るかを最初に決める、と昔から言っていました。
すいかは、たくさん食べたいとなると広い面積を占め、しかも、連作障害により、5年は同じところに作れません。この年数を有機農業では輪作年限と言います。
野菜によって1年から5年の輪作年限があります。

特定の野菜の産地での慣行農業には、この言葉はありません。作付け前に土壌消毒をして、化学肥料をいれ、定期的に消毒を繰り返すことで、毎年同じ作付けをするからです。

一方、連作障害の出にくい野菜もあります。トウモロコシやねぎなどのユリ科の野菜です。

これらをうまくくみあわせて、年間の作付け計画を決めていきます。まるでパズルのようです。

また、稲は水田にすることで、連作障害は起こらないことになっています。弥生時代から連作しているところもあるかも。
したがって、作付け計画と連作障害という言葉は稲の単作農家にはありません。


今日の収穫: 卵8個

by kofu-yasaibatake | 2010-01-18 12:57 | 有機菜園のミニ知識 | Comments(0)


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